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コラム

映画『カサブランカ』の中で流れるテーマ曲、「As Time Goes By」。映画とともに心に残る、素晴らしい名曲だと思います。

この曲は「なすがままに...」とか「時の過ぎゆくままに...」などと日本語訳されていて、時に身を任せればなんとかなるさ、っていうニュアンスに聞こえるんですが...

この映画を観ると、戦時下という緊迫した時代背景において、ファシズムに対抗して、最低限の男の誇りを守る闘い、が一つのテーマとして描かれています。

決して時に身を任せているだけではなく、抑圧された「個性」を社会に対してどう発揮するか、「あるがままの...人としての在り方」を問うている映画だとも思えます。

時代は移っても、基本的に人間社会は欲望の渦巻く汚れた世界である事に違いなく、そこにただ流されて生きていくか、またリック(ハンフリー・ボガード)のように、人としての(男としての)美学を貫くか。

現実はなかなか映画のようにはいかないですよね(^^;)。「個性と集団との融合」を上手に図っていく事が要求される。周りの環境の好きな部分も嫌な部分も受け止めながら、その上で、慎重に自分を発揮していかないと、集団に抑圧されてしまいます。

つきつめて考えると、手段はどうあれ、やはり自分という個性を何らかの形で社会に影響を及ぼしていく事、それが「人間の生まれてきた意味」であり、人が皆、本質的に持っている要素なんだと思います。

カサブランカ』のリックは、銀幕の中で装飾されてはいるけれども、私たちにそんな真の生き方を示してくれているような気がします。

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映画の好みって人それぞれですよね。ここでおすすめしている映画も、もちろん個人的な好みで選んでます(^^ゞ。じゃあ一体どんな基準で選んでいるか、私自身もよくわかってません(汗;)。まあこれは感覚ですものね。

ということで、映画に対する自分なりの価値基準をしっかり認識しておくためにも、ここで「良い映画の定義づけ」をしておきたいと思います。

比較的最近の映画を例にしてみましょう。といってももう7,8年前ですけど(私の感覚では新しい^^;)

『プライベート・ライアン』と『シン・レッド・ライン』という、同時期に公開された戦争を題材にした映画がありました。

前者はいかにも金かけてセット作って、戦闘シーンがやたら凄絶だけど、命の重さ・尊さといったテーマの重要性がまるっきり伝わってこなかった。「観客をなめとる!」 はっきり言ってそう感じました。 スピルバーグの映画、最近ほんっとつまらない。『ターミナル』、『宇宙戦争』にしても然り...

後者は伝説の巨匠テレンス・マリック監督の久々の作品という事で、結構期待して観ました。なるほど凄い映画だった。戦闘シーンをこんなに虚しく描いた戦争映画がかつてあったろうか? しかしながら、詩情豊かで、哲学的なのにも程がある! 「観客はあんた程レベル高くないんだぞ!」

ってな具合で、私は映画にはうるさいんです。というか、適当な映画評を一説ぶって、ひとりよがりの自己満足に浸っているだけなんですけどね(^^ゞ。

そんな、そんじょそこらにいる一偏屈映画好き人間(私)が求める「良い映画」とは...

・「娯楽性と芸術性がバランスよく一体化している」こと。

・「斬新で意外性がありかつ魅力的な映像表現」であること。

・さらには「心の奥底が揺さぶられる」もの。


かなり欲張り!です(^^ゞ。それと頭悪いので、難解なものはご勘弁です(^^;)。

で、結局古き良き映画に行き着いちゃうんです。こうした定義を基準に、今後、独断と偏見によるおすすめ映画を厳選して紹介していこうと思ってます。どうぞよろしくお願いいたします。

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おすすめ映画作品紹介の合間に、ちょっと稚拙コラムを(^^ゞ。

ここ最近は映画館に足を運ぶ事も少なく、最新作は殆どリアルタイムでは観なくなりました。

近年の莫大な制作費を投じ、SFXを駆使した作品はそれなりに面白いのですが、一過性の娯楽に終わってしまうような作品が多いと感じます。現に話題にのぼる新作を観る度に、大体が期待外れに終わってしまうのです。

ということで、とっくの昔にもう新しい映画を追いかけるのはやめました。きりがないですから...

未来志向がいいのかもしれませんが、こと映画に関しては「古きを知る」ことが、結構斬新だったり、新たに発見することも多いです。

例えばチャップリンの映画を観直してみてください。今のような映像・録音技術がない持代、それどころか音声も字幕(サイレント)だったりするのに、観る側を魅了し、惹き込むそのパワー!。現代の映画に欠けている要素に気づかされると思います。

技術やテクニックだけでは、観客を魅了することはできない。チャップリンを始めクラシック映画の名作を観てると、製作技術の未発達さを補うに余る、作り手の工夫や熱意が観る側に強烈に伝わってきます。

作品に魂が入ってるから、時を経ても色褪せないんですね。

結局、何本映画を観たか、よりも、そういう心に残る映画に何本出会ったか、が重要だと思うんです。そして素晴らしいと感じる映画に出会ったら、自分の内に刻み込むべく、大事に何度となく鑑賞する。

そう、「美味しいご馳走」をじっくり堪能しながら味わうように...それが、私流の映画とのつきあい方なのです。

でも映画館で観る醍醐味も、それはそれで捨て難いですけどね...

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モカ次郎
似顔絵イラストメーカーで作成


そんじょそこらにいるただの一偏屈映画好き、40代のお兄さんです(笑)

最新の映画は、他の映画サイト様にお任せするとして...お兄さんは
時代に埋もれない、そして自分の墓場に埋めてもらいたい(笑)、そんな映画を厳選して紹介していきます。

◎ネタバレ注意!

E-Mail:mochajiroあ104.net
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