おすすめ映画−アジア/日本
『シュリ』以降でしょうか。韓国映画は目覚ましく躍進し、今や人気・実力を備えた作品が多いですね。しかし十年以上前にもこんな凄い映画が作られていました。
韓国の口承芸能「パンソリ」の旅芸人親子の半生を描いた作品。
お話的にも面白いのですが、何よりもパンソリの唄の響きがすべてを物語っている! こういう表現を芸術(※)というのではないでしょうか!(いきなり、熱く結論^^ゞ)
※芸術:一定の素材・様式を使って、社会の現実、理想とその矛盾や、人生の哀歓などを美的表現にまで高めて描き出す人間の活動と、その作品。
詩吟と民謡と小唄をミックスさせたような感じっていったらいいのかな。独特の節回しと抑揚の効いた声、そこから五感に染み入るような響きが伝わってきます。
☆
...パンソリの芸人として旅を続けるユボンと、子供たち(義姉弟)のソンファとトンホ。貧しい流浪の旅が続く中、ソンファは唄を愛し、父親の厳しい指導にも耐えていくが、弟のトンホは耐え切れず逃げ出してしまう。やがて年月が流れ、成長したトンホは家族の消息を追い求める。
トンホがやっと探し出した姉ソンファは盲目になっていた。「パンソリは恨(ハン:日本語訳では情念)を唄うもの。”恨”を心に刻み込ませるには・・・」と、父が仕向けて娘を盲目にさせたのだ。芸を極めるための父ユボンの恐ろしいまでの執念、そしてそれを無常に受け入れるソンファの姿が儚くも美しい。
パンソリの熱い調べ(声とメロディとリズム)と映像が渾然一体となる、ラストシーン。トンホの前で、盲目のソンファが唄い上げる音の世界は、”恨”を超越したものになった...
☆
何とも形容し難い衝動が全身に伝わってくる、魂が揺さぶられるような映画(芸術表現)です。

『風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)』 1993年製作 韓国 113分
【監督】イム・グォンテク(林權澤)
【出演】キム・ミョンゴン、キム・ギュチョル、オ・ジョンヘ、アン・ビョンギョン 他
Amazonを参照する
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韓国の口承芸能「パンソリ」の旅芸人親子の半生を描いた作品。
お話的にも面白いのですが、何よりもパンソリの唄の響きがすべてを物語っている! こういう表現を芸術(※)というのではないでしょうか!(いきなり、熱く結論^^ゞ)
※芸術:一定の素材・様式を使って、社会の現実、理想とその矛盾や、人生の哀歓などを美的表現にまで高めて描き出す人間の活動と、その作品。
詩吟と民謡と小唄をミックスさせたような感じっていったらいいのかな。独特の節回しと抑揚の効いた声、そこから五感に染み入るような響きが伝わってきます。
...パンソリの芸人として旅を続けるユボンと、子供たち(義姉弟)のソンファとトンホ。貧しい流浪の旅が続く中、ソンファは唄を愛し、父親の厳しい指導にも耐えていくが、弟のトンホは耐え切れず逃げ出してしまう。やがて年月が流れ、成長したトンホは家族の消息を追い求める。
トンホがやっと探し出した姉ソンファは盲目になっていた。「パンソリは恨(ハン:日本語訳では情念)を唄うもの。”恨”を心に刻み込ませるには・・・」と、父が仕向けて娘を盲目にさせたのだ。芸を極めるための父ユボンの恐ろしいまでの執念、そしてそれを無常に受け入れるソンファの姿が儚くも美しい。
パンソリの熱い調べ(声とメロディとリズム)と映像が渾然一体となる、ラストシーン。トンホの前で、盲目のソンファが唄い上げる音の世界は、”恨”を超越したものになった...
何とも形容し難い衝動が全身に伝わってくる、魂が揺さぶられるような映画(芸術表現)です。
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『風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)』 1993年製作 韓国 113分
【監督】イム・グォンテク(林權澤)
【出演】キム・ミョンゴン、キム・ギュチョル、オ・ジョンヘ、アン・ビョンギョン 他
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