おすすめ映画−ヒューマン/ドラマ
イギリスのロックバンド ザ・フーの『四重人格』
というロック・オペラ・アルバムを映画化した作品。
このアルバムのコンセプト云々...というような観点からこの映画を語ると、たぶんややこしくなってきてしまうと思います(もっとも、そうしたレベルの高いコメントは私には書けませんし...汗;)。むしろ、オリジナルの映画として観たほうがわかりやすいでしょう。
お話的には非常にシンプルで、モッズという(スリムなスーツにフード付きのコートを羽織って、ベスパに乗り回し、ダンスに浮かれる)若者たちの日常が描かれています。その中の一人主人公ジミーが、現実の社会生活とモッズのいわばお祭りの世界との境をだんだん見失っていき、やがて身を破滅していく、というありがちな話なんですね。
この映画は個人的な思い入れがひじょうに強くて、どこが魅力か表現しにくいのですが...強いて言うなら、ドラッグに溺れめちゃめちゃにみじめになっていくジミーの生き様でしょうか。そこに人間本来が持つ生命力を強烈に感じてしまうんです。共感しちゃうんですね。この手の青春映画は特に、共感できないと、つまらないかもしれません。
あ、でもファッションとか、バックで流れる音楽に興味を持って観ても面白いと思います。また主人公が憧れるモッズをスティングが演じてますので、その辺も興味深く観れるんじゃないでしょうか。
その憧れのヒーローが、普段はホテルのベルボーイをしている事を知ってそのギャップに愕然とし、それが引き金となって最後、崖からスクーターごと転落! 彼の人生と共に(?)映画も幕を閉じるんですが...
この謎めいたラスト。私は悲劇のTHE ENDというとらえ方をしてました。実は、青春との決別、大人への一歩を踏み出す新たなスタートだった、というのが本当のところだったようです。しかしいずれが正解とかよりも、この映画を観終わった後の何とも言えない余韻を大事に胸にしまっておきたい。重くも儚い生命(いのち)。この映画を思い出す度に、どうにもやるせない感覚が甦ってくるのです。


『さらば青春の光』 (QUADROPHENIA) 1979年製作 英 115分
【監督】フランク・ロダム
【出演】フィル・ダニエルス、レスリー・アシュ、スティング 他
Amazonを参照する
DVDレンタルでも借りれます
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このアルバムのコンセプト云々...というような観点からこの映画を語ると、たぶんややこしくなってきてしまうと思います(もっとも、そうしたレベルの高いコメントは私には書けませんし...汗;)。むしろ、オリジナルの映画として観たほうがわかりやすいでしょう。
お話的には非常にシンプルで、モッズという(スリムなスーツにフード付きのコートを羽織って、ベスパに乗り回し、ダンスに浮かれる)若者たちの日常が描かれています。その中の一人主人公ジミーが、現実の社会生活とモッズのいわばお祭りの世界との境をだんだん見失っていき、やがて身を破滅していく、というありがちな話なんですね。
この映画は個人的な思い入れがひじょうに強くて、どこが魅力か表現しにくいのですが...強いて言うなら、ドラッグに溺れめちゃめちゃにみじめになっていくジミーの生き様でしょうか。そこに人間本来が持つ生命力を強烈に感じてしまうんです。共感しちゃうんですね。この手の青春映画は特に、共感できないと、つまらないかもしれません。
あ、でもファッションとか、バックで流れる音楽に興味を持って観ても面白いと思います。また主人公が憧れるモッズをスティングが演じてますので、その辺も興味深く観れるんじゃないでしょうか。
その憧れのヒーローが、普段はホテルのベルボーイをしている事を知ってそのギャップに愕然とし、それが引き金となって最後、崖からスクーターごと転落! 彼の人生と共に(?)映画も幕を閉じるんですが...
この謎めいたラスト。私は悲劇のTHE ENDというとらえ方をしてました。実は、青春との決別、大人への一歩を踏み出す新たなスタートだった、というのが本当のところだったようです。しかしいずれが正解とかよりも、この映画を観終わった後の何とも言えない余韻を大事に胸にしまっておきたい。重くも儚い生命(いのち)。この映画を思い出す度に、どうにもやるせない感覚が甦ってくるのです。
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『さらば青春の光』 (QUADROPHENIA) 1979年製作 英 115分
【監督】フランク・ロダム
【出演】フィル・ダニエルス、レスリー・アシュ、スティング 他
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