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トップページ  >  コラム  > 稚拙コラム 『カサブランカ』の美学

コラム

映画『カサブランカ』の中で流れるテーマ曲、「As Time Goes By」。映画とともに心に残る、素晴らしい名曲だと思います。

この曲は「なすがままに...」とか「時の過ぎゆくままに...」などと日本語訳されていて、時に身を任せればなんとかなるさ、っていうニュアンスに聞こえるんですが...

この映画を観ると、戦時下という緊迫した時代背景において、ファシズムに対抗して、最低限の男の誇りを守る闘い、が一つのテーマとして描かれています。

決して時に身を任せているだけではなく、抑圧された「個性」を社会に対してどう発揮するか、「あるがままの...人としての在り方」を問うている映画だとも思えます。

時代は移っても、基本的に人間社会は欲望の渦巻く汚れた世界である事に違いなく、そこにただ流されて生きていくか、またリック(ハンフリー・ボガード)のように、人としての(男としての)美学を貫くか。

現実はなかなか映画のようにはいかないですよね(^^;)。「個性と集団との融合」を上手に図っていく事が要求される。周りの環境の好きな部分も嫌な部分も受け止めながら、その上で、慎重に自分を発揮していかないと、集団に抑圧されてしまいます。

つきつめて考えると、手段はどうあれ、やはり自分という個性を何らかの形で社会に影響を及ぼしていく事、それが「人間の生まれてきた意味」であり、人が皆、本質的に持っている要素なんだと思います。

カサブランカ』のリックは、銀幕の中で装飾されてはいるけれども、私たちにそんな真の生き方を示してくれているような気がします。

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モカ次郎
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そんじょそこらにいるただの一偏屈映画好き、40代のお兄さんです(笑)

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